2020年5月4日緊急事態延長後、新型コロナウイルス感染の治療室の対応について

5月8日より暫定的な約束事を設けてご予約を開始しております。

弘子はりきゅう治療室は緊急事態宣言を受けて4月8日より5月7日迄、自主的休診をしていました。 

あはき(あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師)治療院は厚生労働省から自粛対象業種に指定されていませんでしたが、4月からGWにかけての東京都でコロナウイルス感染拡大を食い止めるには、個々の自粛の姿勢が一番優先することだと判断したからです。

1ヶ月という自粛期間での終息は見え難く、5月8日以降も自粛完全解除は難しいと感じていました。自主休業継続か診療再開か非常に迷うところではありました。

 

予約再開を決めた理由の一つに、長い自粛生活の間に、一般的に慢性的な運動不足による代謝や免疫の低下が起こっている方、コロナウイルス感染に対する漠然とした不安で精神的なストレスがかかっている方が増えてきていることが考えられ、4月よりは感染状況も落ち着いていること、あはき業が自粛要請業種ではないこと、現状で鍼灸がみなさまの健康にプラスに貢献できることがあると判断したからです。

鍼灸は本来、ひとりひとりの自律神経の働きを整え、新陳代謝を促し、免疫力を向上させて自然治癒力を引きだし元気にしていく施術です。うつ症状、自律神経失調症にも相性が良いのです。日頃から鍼灸で体調を整えておくにこしたことはありません。

 

とはいえ、まだコロナ感染拡大が終息したわけではありません。東京都は緊急事態宣言の真っただ中であります。

したがって、予約再開にあたり治療室と患者さま、お互いの約束事を設けさせてください。

どうぞ、ご理解のほどお願いいたします。

 

まず、治療室は病院ではありませんし、鍼灸師は医者ではありませんので、コロナ感染かどうかの診断は出せません。ですから、以下の症状のある方はご予約の際、必ず申し出て頂きますようお願い申し上げます。

発熱(37.5°以上)、咳、倦怠感、痰がからむ、息切れ、筋肉痛・関節痛、咽頭痛、頭痛、悪寒、鼻づまり、嘔気・嘔吐、下痢、結膜充血、味覚障害、臭覚障害などです。いわるゆる風邪っぽい症状全てです。

本来ならば、寧ろ、風邪なら鍼灸で対処しましょう!となるのですが、今の状況ではコロナウイルス感染症と区別がつきかねますので、多分大丈夫だからやりましょうは、当面はありません。

 

当面、5月末日までは予約の受付を1日2人までといたします。

午前は10時半~か11時~と、午後は14時半~最終受付16時~です。18時以降のご希望の場合は個別にご相談ください。

新しい生活様式から、患者様にお願いしたいことは

治療室にお越しの際は、1.まず手洗いをして頂きます。 2.マスクは着用のままで。

3.毎日体温を測ること(37.5°以上あった場合は予約のキャンセルをお願いします。平熱が2週間続いたら予約取り直しします)から、①当日の体温を教えて頂きます。②治療の前にも治療室で体温を測ります(ここで37°以上の場合は予約を取り直しになります)。女性専用治療室ということから毎日の体温測定は今後も体調の指標になりますから、ずっと継続していきましょう!

 

《治療室内の感染予防の対応》

1.施術者の健康管理 

①毎朝の検温、および日々の健康管理に努めます(私の平熱は水銀体温計10分計測で36.5°~36.8°です)

②日常生活において不要不急の外出は自粛し、5人以上のイベントには一切参加しません。

③施術者に上記の風邪症状が出た場合は直ちに2週間休業します。

患者様、施術者及びその同居人等が新型コロナウイルスに罹患または濃厚接触者と判明した場合は、直ちに2週間休業いたします。

⑤可能な限り公共交通機関を使わず通勤します(雨の日以外は自転車及び走ります)

 

2.室内の衛生管理

 施術終了後は毎回、設備・備品の消毒をします。

①ドアノブ、トイレ、ベッド周囲など手を触れる場所

②血圧計、体温計など患者様に直接触れる器具

③施術中はマスクの着用を行い、施術中に自らのマスクに触れた場合は手指消毒を行います。

④患者様ごとに治療着、タオル類は洗い替えいたします。

⑤施術者も患者様ごとに上着を替えます(但し施術着は僅少のため暫定的にTシャツ(マラソン大会参加賞です、何が当たるかお楽しみ)着用です)。

⑥施術中も南側窓と北側ドア(チェーンで侵入防止します)を開放し換気します。

 

 《来院される患者様へ感染防止のご協力のお願い》

過去2週間以内に以下に該当する方はご来室をお控えください。

①37.5°以上の発熱、咳、喉の痛み、倦怠感など風邪症状が出た場合。

②海外渡航歴がある場合。

③新型コロナウィルス感染者と濃厚接触をした場合。

 来室時にご確認させていただき、該当する患者様の施術はお断りする場合がございます。

 

《帰宅後の体調変化時のご連絡のお願い》

新型コロナウィルスは無症状の場合があるため、ご帰宅後2週間以内に、患者様もしくは患者様のご家族・同居の方に感染が確認された場合は、お手数ですが必ず弘子はりきゅう治療室までご一報をお願いいたします。

 

《よく考えてからで大丈夫です》

治療室から出来る限りの安全指針を提示いたしました。また、患者様が施術を受ける際のご負担もございます。

鍼灸で出来ることは沢山あり、是非みなさまの日常に取り入れて頂きたい施術ではありますが、どうしても密接が避けられません。鍼灸は受ける側の気持ちも結果に反映してしまう施術です。少しでも不安や心配がある方は、今すぐの施術でなくても緊急事態宣言解除予定の6月以降のご予約やご相談でも大丈夫です。お気軽に電話、メールで御問い合わせ頂ければ幸いです。

弘子はりきゅう治療室

山名弘子